
Webサイトの構築とは?7つのステップと費用相場、制作のポイントを徹底解説

ビジネスにおいてWebサイトは、「24時間働く営業マン」とも言える重要な資産です。
しかし、いざ「サイトの構築」を始めようとしても、何から手をつければよいのか、費用はどのくらいかかるのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ドメイン・サーバーの準備から公開後の運用まで、Webサイトの構築を成功させるための手順を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

Webサイトの構築手順7ステップ
Webサイトの構築にはいくつかの手順があります。ここでは7つのステップに分けてご紹介します。
①サイト制作の目的を決める
まずは、サイト制作の目的を明確にすることから始まります。目的が不明確なまま進めてしまうと、デザインの方向性がブレやすくなるだけでなく、構築までの効率が悪くなり、最終的な成果も出にくくなってしまいます。
そのため、まずは「誰に、何を、どうして欲しいのか」を明確に定義しましょう。具体的には、集客の最大化、採用力の強化、あるいはブランド認知の拡大など、自社が抱える課題から逆算することが大切です。
また、目的を決める際は「半年後までに問い合わせを月間20件獲得する」といった具体的な数値目標を設定することをおすすめします。目標から逆算して「月間20件の問い合わせを得るには、サイトへの流入が5,000セッション必要」「そのために週2本のコラム記事を投稿する」といった、必要なコンテンツ量や実装すべき機能、具体的な集客施策が自ずと明確になります。
②企画(要件定義)
目的が定まったら、それを実現するための具体的な仕様を固める「要件定義」を行います。要件定義は、Webサイトをどのように構築・運用していくかを明確に示す設計図のような役割を果たします。
具体的には、公開予定日、プロジェクト名、予算、サイトのコンセプト、構造設計の指針、そして「どこまでを自社で行い、どこからを外注するのか」といった内容を決定します。要件定義をしっかり行っておくことで、自社と外注先の認識のズレを防ぎ、スムーズな進行が可能になります。ただし、要件定義を途中で変更すると、大幅な工数増加や無駄なコストの発生を招くリスクがあるため、慎重に検討し、合意形成を図ることが重要です。
③設計

設計工程では、「どのようなコンテンツ」を「どこに表示するのか」を具体化していきます。ここで重要になるツールがサイトマップとワイヤーフレームです。
サイトマップはサイト全体を階層構造にして整理する作業で、情報のカテゴリー化を行うことでユーザーの導線を把握しやすくします。サイトマップを作成することで、訪問者は迷子になることなく、情報を得ることができます。

一方、ワイヤーフレームは「何が」「どこに」「どのように」配置されるのかを示す設計図を指します。人間の視線が左から右、上から下へ動く特性を活用し、最も重要な情報を左上部に配置するなど、情報の優先順位に基づいた設計を行うことがポイントです。この段階で画像やアニメーションの配置イメージを持っておくことで、後のデザインや開発がスムーズになります。設計は、UIの基盤を作る重要なステップです。
④デザインの作成
設計が終わると、いよいよビジュアルを形にするデザイン工程に入ります。ここでは、サイトの目的やコンセプト、ターゲットに合わせて、使用するカラーやフォントを決定します。「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つを設定しておくと、統一感のある美しいデザインを作成しやすくなります。
デザインのイメージが湧かない場合は、多くのWebサイトが集まるギャラリーサイトを参考にするのもおすすめです。特にデザインを外注する場合は、言葉だけで伝えるのが難しいため、理想に近いサイトを提示しながら説明することで、認識のミスマッチを防げます。
また、見た目だけでなく、ユーザーが直感的に操作できるUX(ユーザー体験)を意識した意匠設計を心がけることも重要になります。
⑤システム開発・コーディング
デザインが完成したら、実際にブラウザ上で閲覧・動作できるように実装する「開発・コーディング」の段階です。まず、Webサイトの住所となるドメインと、情報を置く場所となるサーバーの取得を行うことから始まります。基本的にはレンタルサーバーでも問題ありませんが、ドメインは自社の会社名や商品名が入った独自のものを用意するのがおすすめです。ランニングコストがかかるので、自社の目的に合ったプランを選びましょう。
コーディングでは、HTMLでテキストや画像の配置を行い、CSSで装飾を施します。さらに動きのあるページにする場合は、JavaScriptなどの言語を使用します。また、専門知識がなくても更新ができるCMS(WordPressなど)の導入や、問い合わせフォーム、決済機能といったシステムの組み込みも並行して行います。サイト設計で作成したワイヤーフレームを基に、必要な機能を正確に実装していくことが重要です。
⑥テスト
すべての実装が完了した後は、動作に問題がないかをテストします。
ここでは、デザインに崩れがないか、PCやスマートフォンなどの異なるデバイスで適切に表示される「レスポンシブ対応」ができているかを確認します。また、Google ChromeやSafariなどの主要なブラウザ、各種OSごとに正常に動作するかも検証しましょう。
特に、複雑なシステムや決済機能を導入した場合は、不具合の修正に時間を要することがあります。万が一の問題に備え、余裕を持ったスケジュール管理で進めることが、公開後のトラブルを回避するポイントです。
⑦公開・運用
テストが完了したら、構築したサイトを公開します。Webサイトは「公開して終わり」ではありません。サイトを放置せず、日々の更新やログ解析を行い、改善を繰り返していく運用の継続が、成果を出すための鍵となります。
Webサイトの構築は自社で内製と外注、どちらがいい?
サイトの構築を検討する際、社内で内製するか外部の専門会社に依頼するかは大きな悩みどころです。
| 内製の場合 | Webサイト制作ツールを活用することで、低コストかつ柔軟に修正を行えるメリットがあります。小規模でスピード重視の場合に向いています。 |
| 外注の場合 | プロの技術による高品質な仕上がりが期待でき、SEOやマーケティング戦略に沿った成果の出るサイト構築が可能です。中・長期的な成果を重視する場合は外注が推奨されます。 |
自社でWebサイトを構築(内製)する場合に必要なもの
内製を選択する場合、以下の環境とスキルが必要です。
| 必要なツール・環境 | デザインツール(FigmaやAdobe XD等)、コードエディタ、CMS(WordPress等)、ドメイン、レンタルサーバーなど。 |
| 求められるスキル | デザインやコーディングの制作スキル、上流工程であるディレクションスキル、検索上位を狙うためのSEOスキルなど。 |
Webサイトの構築にかかる費用の相場と内訳
現在の市場価格に基づいた費用相場を紹介します。サイトの規模によって、構築にかかる費用は大きく異なります。
| サイト規模 | ページ数・機能の目安 | 費用相場(目安) |
| 小規模サイト | 5〜10ページ程度(名刺代わりのサイト)テンプレートを使用する場合 | 数万~20万程度 |
| 5〜10ページ程度(名刺代わりのサイト)オリジナルデザインの場合 | 20万~200万程度 | |
| 中・大規模サイト | 20ページ以上(機能重視、集客サイト) | 100万〜500万円以上 |
内訳には、ディレクション費、デザイン費、コーディング費、システム開発費などが含まれます。また、ドメインやサーバーの維持費、公開後の運用保守費用もあらかじめ考慮しておく必要があります。
小規模サイトの場合
会社概要やサービス紹介など、名刺代わりの5~10ページ程度の小規模サイトの場合は、数万~200万程度と大きく幅があります。
例えば、既存のテンプレートを活用して制作する場合は、数万~20万円程度で比較的安価に進めることが可能です。一方、企業の独自性を打ち出すためにオリジナルデザインを採用する場合は、20万~200万円程度が相場となります。
これは、サイト全体の進行を管理するディレクション費に加え、デザイン費やコーディング費、対応範囲によって価格差が出てきます。
レスポンシブ対応や決済機能など、複雑なシステムを導入したい場合は追加費用が発生することが多いため、慎重に決定しましょう。
中・大規模サイトの場合
20ページを超える中・大規模サイトや、高度な機能を備えた集客特化型サイトの場合、費用相場は100万〜500万円以上となります。この規模では、単に見栄えを整えるだけでなく、マーケティング戦略に基づいた緻密な設計が求められるためです。
費用の内訳には、ターゲット分析やSEO設計を含む高度なディレクション費、ユーザー体験を最適化するUI/UXデザイン費、そして顧客管理や決済機能、独自CMSの実装に伴うシステム開発費が大きな割合を占めます。また、公開後も安定した成果を出し続けるために、ドメイン・サーバーの維持費に加え、セキュリティ対策やデータ解析を伴う運用・保守費用も予算に入れておくことが重要です。
Webサイトの構築にかかる工数、期間
構築にかかる期間も、サイトの規模に比例します。
| 小規模サイトの場合 | 数日から3か月程度。構造がシンプルな分、短期間での公開が可能。 |
| 中・大規模サイトの場合 | 3か月から6か月程度。要件定義やシステム開発に時間を要するため、余裕を持ったスケジュール管理が求められる。 |
Webサイトの構築における注意点
後悔しないサイト構築のために、注意しておくべき点が4つあります。
目標数値を設定する
「作って終わり」にしないために、達成すべき目標(KGI/KPI)を設定しましょう。例えば、月間の問い合わせ数やPV数、資料請求数など、具体的な数値を追い、目的に応じた指標を定めます。こうすることで、課題が見つかった際も、「どこを改善すべきか」がわかりやすくなり、具体的な施策につなげることが可能になります。
自社のブランドに合ったイメージをもたせる
ユーザーがサイトを訪れた際、その第一印象はわずか数秒で決まると言われています。そのため、自社の強みやブランドコンセプトが直感的に伝わるデザインであるかが極めて重要です。
色使いやフォント、使用する写真素材がブランドイメージと乖離していると、ユーザーに不信感を与え、離脱の原因となります。ターゲット層に安心感と信頼を与え、「この会社/サービスなら任せられる」と思ってもらえる視覚的な一貫性を追求しましょう。
著作権など権利周りを確認しておく
構築後のトラブルを避けるため、権利関係の確認は必要不可欠です。サイト内で使用する写真やイラスト、フォントの著作権はもちろん、納品されるソースコードやデザインデータの所有権が自社と制作会社のどちらにあるのかを、契約段階で明確にしておきましょう。
これらを曖昧にすると、将来的にサイトを改修したり、他社へ保守を移管したりする際に、予期せぬ費用や制約が発生するリスクがあります。法的な視点を持って事前に書面で交わしておくことが大切です。
常時SSL・レスポンシブ対応は鉄則
現代のWebサイト構築において、セキュリティ対策の常時SSL化(https対応)と、スマートフォン最適化であるレスポンシブ対応は必須条件です。
SSL化されていないサイトはブラウザで「保護されていません」と警告が出てしまい、信頼性を大きく損なってしまいます。また、BtoB・BtoC問わずスマホ視聴が主流である今、デバイスを問わず快適に閲覧できるレスポンシブ対応は、ユーザー利便性だけでなくSEOの観点からも重要です。
まとめ:目的に合わせた構築手法で成果の出るサイトへ
Webサイトの構築は、ビジネスの目的から逆算して設計することが重要です。自社のリソースと目標を照らし合わせ、内製か外注か、どのような機能が必要かを慎重に選択しましょう。
「自社に最適な戦略がわからない」「自社の強みを活かしたサイト構築で成果を出したい」とお考えの方は、ぜひ一度無料相談・見積もりをご活用ください。




